いつかしぬからきょういきる

受験、日常、生活

友人

駿台の授業2日目を迎えた。

 

昼休みに竹岡先生(以下神)の単語帳を読んでいると斜め前のやつがこちら側をずっと見ているのに気がついた。

 

(彼は自己紹介カードの精神面の不安欄に全てチェックしていたので多分キチガイである)

 

後ろに可愛い娘でもおるんやろかなどと思いながら黙々と神の単語帳を読む。

 

しかし前のやつの視線が気になってなかなか集中できない。

 

なので私はそいつの方をチラ見してやった(通称チラ見返し)

 

すると彼は咄嗟に視線を変えた

 

なんやこいつ…と思いながらまた神の単語帳を読み進めることにした

 

だが、しばらくするとまた奴がこっちを見てくるのだ

 

当然こちらはチラ見返しをする

 

そうすると奴はまた視線を背ける

 

これを何度か繰り返した。

 

いつまで続くんや…と思っているとなんと

 

奴が話しかけてきたのだ

 

彼は私に

 

「ねえ、特になんもないけどさあ…よろしく」

 

と言われた。

 

僕はこいつとはあまり関わりたくなかったが誰とも関わらないよりはマシかと思い

 

「よろしく」と返した。

 

新たな扉が開いた。